自転車を買って、自分で整備をしよう、と思ってきたらまず必要になってくるものが何点かあります。
空気入れだったり、六角レンチだったり、あとはなんだ、ってくらい色々あるんだけど、持っておけば困らない、というか一番初めに買っておきたいものとして「タイヤレバー」があります。
この記事では、いろんな形があるタイヤレバーで何が違うのか?
またどれを使えば間違いないのか?がわかるようになります。
紹介する最もおすすめのタイヤレバーは実はとても安価なものなので、もしかしたらびっくりするかもしれないけど、長年やってきてこれ以上のおすすめはまだ見つかっていません。
タイヤを外すのにはコツが必要ですが、必須のスキルになってくるのでぜひここで紹介したタイヤレバーを使ってみてください。
そもそもタイヤレバーって何?
タイヤレバーの説明。
自転車のタイヤレバーは、自転車のタイヤを外したり、取り付けたりするための工具です。
通常、自転車のタイヤをリム(車輪の外側を囲む部分)から外すときには、タイヤレバーが必要となります。
これは、タイヤとリムの隙間に差し込んで、タイヤを外す際にリムから引き離すのに役立ちます。
タイヤレバーは、プラスチックや金属で作られており、細長い形状になってます。
使用する際には、まず一つのレバーをタイヤとリムの隙間に差し込み、次に他のレバーを差し込んでタイヤを持ち上げ、リムから外すといった手順を踏みます。逆にタイヤを取り付ける際にも、タイヤレバーを使ってリムにタイヤを引っかけることがあります。
自転車の修理やタイヤの交換を行う際には、タイヤレバーが非常に役立つ道具の一つとなります。
というのが基本のご説明。
なぜ、価格に差があるのか?
これを言ってしまうと本末転倒、ですが、やはりブランド志向と言わざるを得ません。
もちろん、後述する他のおすすめの中にもこれは使いやすい!
と思ったタイヤレバーってたくさんあるんですが、価格を考えたりすると結局この後に紹介するタイヤレバーをまとめ買いするのが一番なんですよね。
タイヤレバーは消耗品です。
タイヤレバーは消耗品。わかっちゃいるけど結構長く使えると思っちゃう。
道具は長く使いたい派の僕ですが、タイヤレバーは先が丸くなったら積極的に交換しましょう。
その理由も込めたこのあとの紹介、3本入りセットで、この価格です。
この記事を書いている人、と信頼性。
Masn
今のメインは国産のハンドメイドバイクを販売したり組んだりしているプロのメカニックです。
15年以上工具を握っているし、それ以外にも飲食業をやったりしていました。
組むためのご相談やそのあとのフォローを長くやっているので、パーツや工具を紹介する実績があります。
安価とされる自転車の注意点も知っていますし、超高級パーツも触るので、工具の重要性を知っています。
まずは早速。
僕が本気でおすすめする最強タイヤレバーをご紹介したいと思います。
僕が使い尽くして発見した最強タイヤレバーがこちら。
これ以上ない神レバー。
Maruni工業のタイヤレバー。
楽天が一番安かったので楽天を貼っておきました。
5000円くらいのタイヤレバーもある中、なんでこの中でも一番安いやつ?
って思いますよね?僕も色々使ってきたけど、はじめはそう思ってました。
でも、このレバーは格が違う。
色んな面で圧倒的No.1なんです。
もちろん、奥の手的に持っておいた方がいいレバーもある。
あるけど、これ以上はないと言っていいでしょう。
価格(コスパ) ...★★★★★
携帯性 ...★★★★☆
耐久性 ...★★☆☆☆
強度 ...★★★☆☆
タイヤのかかりやすさ ...★★★☆☆
取り外しまでのスピード...★★★★★
総合的に見るとこれがおすすめ?ってなる戦闘力ですよね?
普通、全部星5!とかになるものが一位ですが、タイヤレバーって絶妙なかかりや硬さが大切なんです。
もし、これがカチカチのタイヤレバーだったらこれだけの評価(他のメカニックもMaruniには一定の評価があるはず)にならないです。
圧倒的な低価格。
まずは価格。
これはもう説明不要ですが、圧倒的低価格です。
低価格で良心的なタイヤレバーはあるんですが、なぜか携帯性に特化していて変な柔らかさがあるんですよね。
確かに、携帯性はコンパクトにまとめたいロードでの運用や普段使いにとても大切です。
でもそこに特化して使えないんじゃダメです。
ちょうど良いしなやかさ。
その変な柔らかさがないこのMaruniのタイヤレバーは、シンプルなプラスチック素材で何の変哲もないんだけど、完成されてます。
硬いとタイヤやリムを痛めたりします。
普通のタイヤやリムならある程度ガンガンいっちゃってもOKなんですが、チューブレスリムやチューブレスタイヤは絶妙な均衡で成り立っているので非常にそのへんシビアなので、慣れないうちは硬いの使いやすく感じるんですが柔らかいのでできるようになっておきましょう。
このタイヤレバーはプラなのでチューブ噛み込みでセルフパンクなんてことも起こりにくいし、なにより使い手、素材に優しいです。
多分、そこまで考えて作ってないと思うんだよなあ。
でも、レバーの太さとか、完璧なんだよなあ。
その分ちょっと耐久性が。
やっぱり、プラ素材で、低価格でもあるので使ってると先が丸くなってきたり、「へら」の部分がなくなったりしてきてかかりが悪くなってきます。
そんな時はすぐに交換。
タイヤレバーは2本あればまず交換できるので、1本ダメになったら購入、どんどん入れ替えていきましょう。
といっても、プロユースでなければ年間単位で使えます。
プロユースなら、丸くなったものもママチャリ修理にめちゃくちゃ使えます。
超スピーディーにタイヤが外せます。笑
補って余りあるコストパフォーマンス。
買い替えが必要ならばコスパ悪いんじゃね?って思うじゃないですか。
でも、間違い無くこれです。
色々使ってみたい、ということならそれが楽しくもあるので他もおすすめですが、無駄なお金かけたくなくて、ブランドの名前とかを統一したい(ビアンキ乗ってるからタイヤレバーもビアンキで!みたいな)がなければこれでOKです。
ちなみに、これと同じ形で別のメーカーからも出てます。鬼のOEM製品です。
実は他のやつも使ったことあるんだけど、やっぱMaruniっしょ!!
結果的に僕の年間使用率圧倒的No.1タイヤレバーです。
僕のメカニックスペースにはペン立てにタイヤレバーを入れているんですが、他のタイヤレバーも入れています。
タイヤによって使うレバーを変えているから、なんですけど、92%くらいの確率でこのレバーが登場します。笑
残りの3%はあえて置いてる先の丸いこのレバー、残りの5%はマジで外れない時用の硬いレバーです。
硬いレバーも紹介していくので参考にしてみてください。
その他のおすすめタイヤレバー。
では、そのほかに何を使ってきて、なにがダメだったのか?
それを紹介していきますね。
といっても、商品紹介していてダメなとこ言ってるなんて失礼なので、それは紹介しません。
逆にいうと、ここで紹介したものは仕事で、プライベートで何百本かタイヤ交換してきた後の意見なので、耐久度や外せるスピードなど、先ほど紹介したMaruniのタイヤレバーをその点では凌駕していることもあります。
ここ最近の超黒船。
タイヤモンキー タイヤレバー。
このタイヤレバーは使い勝手だけで言うと一位に上がってくるかもしれない。
なぜ上げなかったかというと、発売期間の歴史と携帯性です。
価格(コスパ) ...★★★☆☆
携帯性 ...★☆☆☆☆
耐久性 ...★★★★☆
強度 ...★★★☆☆
タイヤのかかりやすさ ...★★★★★
取り外しまでのスピード...★★★★★
発売してまだ日が浅いから、全体の評価をここに挙げている超重鎮ブランドと比較するのはどうかな?と思うけど、逆にいうと新星であることは間違い無く、もしかするとこれからの形になり得るものでもあります。
固定環境の使用のみならむしろおすすめ。
このレバーの唯一の欠点は「でかい」こと。
輪行旅行やちょっとしたライドでポケットや鞄にいれて移動するにはちょっとなー、って大きさです。
でも、家でしか交換作業しないよ!って方や、これを家に置いて最終兵器にする、って方にはとってもおすすめです。
かかりやすさと、しっかり滑っているときの外れやすさはピカイチですね。
超重鎮。
シュワルベ タイヤレバー。
ここで登場の超重鎮。
僕もチューブといえばシュワルベ、なんだけど、タイヤレバーの使い勝手では次点となってます。
価格(コスパ) ...★★☆☆☆
携帯性 ...★★★★★
耐久性 ...★★☆☆☆
強度 ...★★☆☆☆
タイヤのかかりやすさ ...★★★★☆
取り外しまでのスピード...★★★☆☆
やっぱりタイヤメーカーだけあって、かかりやしなりは抜群なんですよ。
でも、ちょっと硬いタイヤに当たるとすぐダメになるんですよね。
携帯性抜群。ロングライドや輪行を軽量、コンパクトでいくならこれ。
このレバーは重ねてピッタリハマる構造になっていて、携帯性抜群です。
小型のサドルバッグなどでも余裕で持っていけるでしょう。
その構造のせいで一本あたりの強度確保ができない、ってのもあるでしょうが、ここはないものねだりか。
なんならラスボス。パナレーサーのタイヤレバー。
このタイヤレバーは専業の、その中のプロが考えているので使い勝手抜群なんです。
でも、プロすぎて、ということがあって次点としました。
価格(コスパ) ...★★★★☆
携帯性 ...★★★★☆
耐久性 ...★★★☆☆
強度 ...★★☆☆☆
タイヤのかかりやすさ ...★★★☆☆
取り外しまでのスピード...★★★★☆
やはり専業メーカーが考えてるだけあって効率的な作りになっています。
硬けりゃいい、ってわけじゃないのも分かった上で絶妙な硬度だと思います。
日本メーカーらしく良心的な価格でもあります。
では、なぜ次点なのか?
いろんな人に使ってもらってそこまでハマってなかった。
これです。
僕はタイヤを日常的に外す仕事をしているので何でも使えますし、使いますし、慣れていますが、まだ慣れない自転車を買ったばかりの人や、教えて欲しいと言われて外し方や取り付け方をレクチャーしている時にこのパナレーサーの使用率はとても高かったです。
さすがだと思うし、僕も買ったことがあります。
でも、みんなやってみて、すでに先が曲がっちゃってたりしてたんですよね。
あくまで使える人が前提になっているというか、そんな感じがした。
筆圧の概念なく6B使ってるみたいな感覚。
自分の名前まで出してメーカーのお話しちゃうと怒られちゃうかもですが、だからこそおすすめしてきて誰でも使えたMaruniのレバーが輝きます。
意外なダークホース。バイクハンドのタイヤレバー。
BIKE HANDは台湾のメーカーで、いろんなOEMも作っているブランドです。
昔はダメな工具もあったけど、今はかなり精度の高い工具も出してきていてかなり高コスパのブランドです。
BIKE HAND何かしら持ってる、って自転車好きの方は多そうですね。
価格(コスパ) ...★★☆☆☆
携帯性 ...★★★★☆
耐久性 ...★★★☆☆
強度 ...★★★★☆
タイヤのかかりやすさ ...★★★★☆
取り外しまでのスピード...★★★★☆
かなりの高評価です。
このレバーはかなり高水準で使いやすさの基準を満たしてきていて、しっかり使えます。
金属芯なだけに傷んできた時のアラが出る。
すごく高い要求下でのお話です。
メーカーからしたら「そんなん知らんがな」って話です。
なぜプラスチックのタイヤレバーを使っているのか?というのは、「リムとタイヤを痛めたくない」からです。
使わないで外せたり、取り付けたりできるのであればタイヤレバーはなくても良いのですが、やはりリムメーカーはタイヤを作っていないし、タイヤメーカーはリムを作っていないので、なかなか完璧なマッチング、そしてデータというものはないです。
そんな時に、プラでは出せない硬さでグイグイ外せるこのレバーはかなり便利なんですが、表面はやはりプラ素材です。
そこの痛むスピードは変わらないので、いつか金属が剥き出しになり、買い替えが必要になりますが、それだとコスパが非常に悪いです。
タイヤレバーにお金を費やすのであれば、僕はタイヤにお金を使いたいですね。
でも、初めて使った時の感触は「これはいいぞ!」でした。
人によってはこれが一位になるはず。
金属製レバーを持っておけば怖いものなし。奥の手的タイヤレバーのおすすめ。
ここからは金属製のタイヤレバーのおすすめ。
正直、多用することはありません。
滅多にないけど、これがないと困る瞬間もあります。
ホビーシーンでは必要ないとも言えるけど、やっぱいいタイヤレバー欲しいじゃないですか。
そんな時に名前だけで高級化するプラのタイヤレバーより、ずっと使える金属製を持っておいて損はないです。
質感もとってもいい。KTCのタイヤレバー。

KTCのタイヤレバーは使いやすい細さで何の不満も不足もないです。
後述するパークの工具とは正直甲乙つけ難くて、好みで選んでOKです。
”KTC”のマークがグッとくるので、KTCで揃えて並べたい方にはぜひ、というアイテムです。
パークツールのレバーは一生物のタイヤレバーです。
僕の使っている金属製レバーはこのパークツールのものです。
ただ、初めに出会ったから手に馴染んでる、というだけで上記のKTCと使い勝手も変わりません。
何回かモデルチェンジしているんですが、KTCのものと長さもほぼ同じで、かかりは若干こっちがいいかな?くらいのもんなんですが、そもそも金属レバーはできれば使わないのが鉄則なので、そこまで登場回数多くないけど、逆にいえばこれの登板時はMaruniのレバーが一本ダメになるくらいのビタビタでタイヤはまってる時だけです。笑
携帯もすることないですし、コスパを気にせずいいの使って欲しいですが、やっぱりまずはMaruniでしょう。
常に携帯しておく2本、家用に、予備で、と3セット(9本)買っといてもいい、くらいまであります。マジです。
このお話を僕がメインで相談受けてるバイクブランドのクライアント(バイクオーナー)にお話すると「こんなちゃっちいのが?!」みたいなリアクションになりますが、3ヶ月後とか、タイヤ交換何回かしてもらったんだな、くらいの期間で「間違いないっ!」とメールいただくくらい有用な本気の最強レバーです。
いつか、僕も最強レバーを自分で作ってみたいけど、Maruniさんに別注頼むかもしれないレベル。
参考になれば幸いです!